トニーニョとフルート

先日のカンタブラジルでToninho Hortaの「Pilar」をひでさんとDuo演奏しました。 

その時、ブラジル音楽とは無縁のドラマーさん(クロさんのお友達)が 私の真ん前で演奏を聴いてくださっていて、アフターの時 「涙を流しそうになった」って話してくださったのです。


ホントにね不思議な現象なのですよ(表現の仕方が悪いかな(^_^;)) 

今まで何回もこのような事があるのですが、 

それは必ず トニーニョの曲で、フルート演奏したときなのです。 


私のフルートは、テクニカルではないし、特にうまいわけではないと自覚してる。 

「涙を流しそうになった」と聞くたびに、なぜ?って思っていた。 


「ミナス兄弟」の徳兄が以前、語った言葉。


『今夜の For my children の演奏で「涙を流しそうになった」って話してくれた人が3人いました。その3人とお話ししました。「涙を流しそうになったのは、なぜ?」って聞いたら、3人とも「演奏のなかに愛を感じたから」って話してくれました。 その3人の話を聞いて、「愛って、目には見えないけれど、音の中に込めることは出来るのかもしれない」って思いました。これは、今夜の演奏のとても大きな収穫でした。』


私のフルート演奏の中に、愛が込もっているのかは謎ですが(余裕なく吹いてるし) 

トニーニョのコードの響きと、メロディーと、フルートの音色で、 

何かが起きてる!(表現が乏しいな) 

化学反応が起きてる!(硬いな) 


わかった!トニーニョマジック! 

だから、私は、トニーニョの曲を演奏するのです。 



2015年4月。 

「ブラジル映画祭」で、トニーニョのドキュメンタリーやミナス特集を見たのですね。


私は寝不足と退屈(爆)で、意志に反して寝てしまっていたので知らなかったのですけど (゚Θ゚) 

映画の中で、トニーニョが 「音楽と家族は同じで、大切なのはハーモニーなんだ」って語っていたそうです。


トニーニョマジック! 


だから、私は、トニーニョの曲を演奏するのです。